原種系
   Species

モッコウバラ
についてのアレコレ
 

栽培についてのアレコレ

・春の到来で一番最初に咲くバラ。

・九州の平地での開花は4中・下旬頃から。

・栽培は簡単。害虫類はともかく、余程合わない環境(極端な日陰等)でもない限りあまり病気もでない。

・開花時期が早いためなのか、昨年伸びた枝から茎をあまり伸ばすことなく花が付きます。(他のバラが葉を展開し、時期が来ると伸びた茎の先に花を付ける)


・枝に棘はない(上の画像)が、一重のモッコウバラには棘があるとのこと。

・花つきを良くしたいのであれば放置が一番だが、大株にしたくない場合は夏まで剪定していく。直立枝や新しいシュートにはあまり花がつかないので一般的なバラの剪定とは少し異なるが、夏まで(およそ8月くらい)は伸びてきたシュートを必要数だけ残して間引いていく。9月には花芽が付いているので剪定は行わない。冬の剪定で花つきの悪くなる3年以上経過した古枝や花の付きにくい太枝を剪定する。

・他のバラと異なり台木との親和性がないとのこと。そのため挿し木苗(自根苗)しかないため地植えにすると約3〜4年間くらい花を付けずに株が大きくなる時期がある。鉢植えなどで根の領域を制限すると毎年咲かせることができる(ただし根詰まりで枯れないように適宜植え替えは必要)。極端な例では下のように3寸のポットでも咲かせることができる。






歴史についてのアレコレ

・中国西南部産
・ヨーロッパへの移入は、1807年ウィリアム・カーにより中国広東からキュー植物園(イギリス)へ持ち込まれる。
・学名のbanksiaeはキュー植物園の園長であるバンクス卿から。当初は園長のジョセフ・バンクス卿の夫人の名をとってレディ・バンクス・ローズと呼ばれていた。
・日本への移入は江戸時代。白井光太郎著の「日本博物学年表」によると1733年(享保18年)に中国から移入。当時は木香花。この時のモッコウバラは白モッコウ。薬園での栽培が主で、まだ一般には広まっていなかった模様。
・明治時代のバラカタログに木香茨の名があり、この頃には販売がなされていたよう。ちなみにこの木香茨が黄モッコウ。
・蕊がほとんど花弁化していたため、品種改良は行われていなかったが、基本種に一重咲きがあるため今後は改良が行われるかも。一重のモッコウバラ(Rosa banksiae var. normalis)は棘があるとのこと。



参考書籍
・オールドローズ花図譜 野村和子著(小学館)
・輝くバラたち BISESベストセレクション(Benesse)
・BISES No.32(2004.10「秋号」)




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